地球温暖化対策面で優れた地熱発電の開発、導入に向けた調査
2017年3月15日、九州電力株式会社、九州林産株式会社及び九州高原開発株式会社は、大分県由布市と九重町に跨る地域における地熱資源調査(以下、同調査)について、九重町から調査実施に関する同意書の交付を受けたと発表した。
同調査計画については、九重町に対して「地熱資源の保護及び活用に関する条例」に基づき、地熱資源調査の申し入れを行い、「九重町地熱発電事業検討委員会」が審議してきた。
今後は、地下構造を把握するための地表調査及び周辺温泉などのモニタリングを行い、地熱資源が期待できる地下構造が確認された場合には、調査井掘削による地熱資源確認の検討を進める。
調査の概要
地下深部の構造を推定する重力調査、岩石の分布や地下構造を推定する電磁調査や地上の岩石の特長から地熱活動を推定する地質調査などによる地表調査を行う。
また、周辺温泉などの季節変動などの経年変化を把握するためのモニタリングを行う。
調査スケジュールは、地表調査の現地調査が2017年5月中旬から8月末、分析・評価が9月から11月末の期間で、温泉などのモニタリングを2017年5月中旬から2018年3月末の期間に月1回程度行う。
(画像はプレスリリースより)

九州電力 プレスリリース
http://www.kyuden.co.jp/press_h170315-1.html(添付資料)山下池南部地域における地熱資源調査概要
http://www.kyuden.co.jp/var/rev0/0067/4070/lik51s3n.pdf