金融機関13社によるシンジケートローン
株式会社北都銀行は、昨年2016年の11月30日に組成した、秋田県秋田市と潟上市における風力発電事業向けのシンジケートローンについて、3月15日に融資実行したと発表した。
このシンジケートローンは、総額155億円を、北都銀行と、株式会社みずほ銀行が幹事行としてアレンジしたもので、秋田県内の金融機関など合計13社が参加している。
この風力発電プロジェクトは、秋田県秋田市と潟上市に建設されるもので、株式会社ウェンティ・ジャパン、三菱商事パワー株式会社、株式会社シーテックが出資して設立した「秋田潟上ウインドファーム合同会社」が実施事業者となる。売電先は東北電力となっている。
3,000キロワットの風車を22基使用し、総出力は65,990キロワットの予定だ。
地域資源の活用で地域経済発展に貢献
北都銀行は、これまでも、プロジェクトファイナンスのアレンジ業務を通じて蓄積したノウハウを、秋田県を中心とした地域での再生可能エネルギー事業等に活用し、地域社会・地域経済の発展に貢献しており、今回の案件で、組成したプロジェクトファイナンスは11件目となる。
そして、再生可能エネルギー分野における風力発電事業については、北都銀行をはじめとするフィデアグループなどが出資し、設立された風力発電事業会社である株式会社ウェンティ・ジャパンと連携し、風力発電を秋田県の主要産業に育てあげようと取り組んでいる。
また、風力発電事業の他に、秋田県内の木質チップ等を活用したバイオマス発電事業など、地域資源の活用や雇用創出を目的とする地域プロジェクトにも主体的に参画している。
(画像は北都銀行より)

株式会社北都銀行
https://www.hokutobank.co.jp/news/pdf/20170315.pdf