福島県が阿武隈地域で風力発電を行う事業者を公募
復興に向けた主要施策に再エネを推進する福島県は3月6日、風力発電導入に当たって、環境調査とその対策検討、地元との合意形成、送電計画作成、地域貢献策検討など、対策に長期間を要する課題が多いため、公募により仮事業者/本事業者を選定することにしたと発表した。
県は、仮事業者・市町村・電力会社と連携し、風力発電の諸課題解決に時間をかけて取り組むことで、環境と地域に貢献する風力発電の実現を目指すという。
既に仮事業として選定している区域で、1年以上風況調査を行っている等で計画の熟度が高まったとみる案件は、本事業者として選定することにしている。
計画的で効果的な推進体制とするのが目的
また公募は、風力発電計画の実現可能性、地域経済への貢献策、環境対策等に優れた仮事業者または本事業者として選定し、風力発電の優良事例の実現を目指すほか、福島新エネ社会構想などの広域的な計画との整合を図り、計画的で効果的な推進体制とするのが目的とのこと。
公募対象区域(阿武隈エリア)は、仮事業者選定の公募対象区域と本事業者選定の公募対象区域とに分かれ、A~C区域は既に仮事業者を選定している。
そして、公募対象区域内で風力発電事業を実施しようとする仮事業者・本事業者は、風力発電の出力規模が6,000kW以上の計画であるほか、風力発電事業を実現できる総合的な企画力・技術力・資金力および経営能力を有することなどが要件となっている。
この公募期間は、この3月31日までとなっていて、応募には3月24日までに事前エントリーする必要がある。
(画像はプレスリリースより)

福島県 プレスリリース
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