最大出力が2.4メガワット
日本アジア投資株式会社は、太陽光発電事業のデベロッパーであるスマートソーラー株式会社と協業し、岩手県一関市に建設していた「岩手一関ソーラーパーク」の安全祈願祭が執り行われたことを発表した。
このメガソーラーは、最大出力が2.4メガワットで、年間予想発電電力量は、一般家庭約670世帯分の年間電力発電量に相当する約240万キロワットアワーとなっている。
総事業費は約8億円、そのうちの80%はJA三井リース株式会社からのプロジェクトファイナンスより調達している。また、発電した電力は、東北電力に売電する。
今後はプロジェクトの売却も
日本アジア投資は、2016年12月末現在、投資を行ったプロジェクトが、累計で29件138.7メガワットとなっている。これは、売却済みが1件で2.2メガワット、売電中が12件で30.6メガワット、建設中が8件で75.3メガワット、企画中が8件で30.6メガワットである。
同社は、安定的な収益を確保するために、2018年3月までに100メガワット程度のプロジェクトの売電開始を目標としてきたが、現在までで順調に実績が拡大してきたことや、東京証券取引所の上場インフラファンド市場が開設されるなど外部環境が整備されてきたことから、今後は、条件次第ではプロジェクトを売却することで早期の収益機会も獲得していく方針である。
その1つとして、2017 年 3 月に東京証券取引所のインフラファンド市場に上場予定の「日本再生可能エネルギーインフラ投資法人」に対し、売電中のメガソーラー発電所のうち 5 件 17.7メガワット(同社の出資持ち分は16.6メガワット)を売却することを予定している。
(画像はプレスリリースより)

日本アジア投資株式会社
http://www.jaic-vc.co.jp/vcms_lf/jrelease_20170309.pdf