フロート式の太陽光発電設備
埼玉県所沢市は、市内の松が丘調整池に設置しているフロート式太陽光発電設備「フロートソーラー所沢」が完成したことを受け、3月5日に開所式を行った。
この太陽光発電設備は、水上に太陽光パネルを浮かべて設置し、発電するものであり、太陽光パネルの冷却効果が期待できるため、陸上よりも発電効率が高いことが期待される。
平成26年に設置したメガソーラー所沢に続く、市が主体となっての再生可能エネルギー導入の推進策であり、低炭素化社会の実現に寄与するとともに、災害時などには非常用蓄電池としての役割も担うものとなっている。
埼玉エコタウンプロジェクトの一環
埼玉県は、既存の住宅街区に対して、再生可能エネルギーによる創エネや徹底した省エネを推進する「埼玉エコタウンプロジェクト」を実施している。
先行エコタウンとして、平成24年度から東松山市と本庄市において、重点実施街区での住民の創エネ・省エネを普及させており、この先行エコタウンでの取り組みの成果をもとにプロジェクトを拡大するため、平成27年に「展開エコタウン」として、新たに所沢市と草加市が選定された。
そして、所沢市では、同事業の重点実施地区として「松が丘地区」を選定し、県と連携してエコタウン化を進めている。
(画像は所沢市より)

所沢市
http://www.city.tokorozawa.saitama.jp/