化石燃料を使用しないバイオマス専焼の発電所
2017年3月1日、JFEエンジニアリング株式会社(以下、JFEエンジニアリング)は、福岡県豊前市でバイオマス発電プラント(以下、同発電プラント)のEPC(設計・調達・建設)を受注したと発表した。
同発電プラントは、豊前ニューエナジー合同会社(以下、豊前ニューエナジー)が福岡県豊前市の九州高圧コンクリート工業株式会社の豊前工場敷地内に建設し、2019年度下期の商業運転開始を予定している。
なお、豊前ニューエナジーは、新電力のイーレックス株式会社、九電みらいエナジー株式会社(九州電力株式会社の100%子会社)および株式会社九電工が設立した発電事業を行う特定目的会社。
発電所の概要
発電形式は、循環流動層ボイラ(以下、CFBボイラ)と再熱復水蒸気タービン発電機の組み合わせで、マレーシアやインドネシアなど東南アジアで栽培される油やしの搾油時に発生する椰子殻PKS(Palm Kernel Shell)、および木質ペレットを燃料とするバイオマス専焼の発電所だ。
なお、CFBボイラは、JFEエンジニアリングが業務提携をしている、フィンランドのバルメット社が有する技術で、高温高圧の蒸気を生成し、同規模の発電所で最高水準の発電効率を達成している。
発電出力はバイオマス燃料のみを使用する発電所としては国内最大の74,950kWとなる。
(画像はプレスリリースより)

JFEエンジニアリング ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2017/20170301085449.html