青森県、5年間に重点的に取り組むアクションプランを策定
青森県は2月17日、農商工の連携・融合等により産業振興を推進するため、平成29年度からの5年間に重点的に取り組むべき分野と方向性等を定めたアクションプランとして、「あおもり農商工連携推進プラン」を策定したと発表した。
平成18年3月に、同県が産業活性化を目的に策定した「あおもり農工ベストミックス新産業創出構想」では、植物工場やバイオマス発電の事業化などの戦略プロジェクトに一定の成果が見られるが、社会経済状況の変化から、これまでの成果・課題を踏まえて同プランを策定したという。
バイオマスなど4分野に重点的に取り組む計画
同プランでは、「バイオマス」「植物工場」「農業機器等」「農商工連携による商品・サービス」の4分野について、分野別の基本的な考え方に基づき各分野相互の関連付けと融合を図りながら、地域の中小企業等の連携を推進するとし、その体制を定めている。
バイオマス分野では、これまでの研究開発等の成果を生かし、地域でのバイオマスを活用した取り組みの拡大と深化を図るとし、発電とコジェネおよび植物工場への熱利用により、持続可能なエネルギーシステムを構築するとしている。
なお、これまでに行ったバイオマスの燃料とエネルギー利用の取り組みには、事業化されたものとして、「鶏糞によるバイオガス発電」(青森市、株式会社あうらスマートアグリ)と、「木質バイオマス発電」(平川市、株式会社津軽バイオマスエナジー)があり、平川市がバイオマス産業都市に選定されている。
また、バイオコークスの事業化に向けた推進体制づくりを行っていて、平成25年4月に事業会社として設立された青森バイオ技研株式会社は、平成29年度以降の量産化に向け工場建設を予定しているとのこと。
(画像は「あおもり農商工連携推進プラン」概要より)

青森県 プレスリリース
http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/shoko/「あおもり農商工連携推進プラン」
http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/shoko/「あおもり農商工連携推進プラン」概要
http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/shoko/