新規の水路式発電所では国内最大級
黒部川電力株式会社は平成29年2月15日、新潟県糸魚川市に新規の水力発電所である「新姫川第六発電所」を建設すると発表した。
同発電所は、既設の姫川第六発電所の取水設備を活用し、導水路、水槽、水圧管路、余水路、発電所、放水路、放水口を新設するとしている。今後開発予定の新規水路式発電所では、国内最大級になるという。
発電電力量(純増)は約8500万kWh
黒部川電力株式会社は、平成26年の8月から「新姫川第六発電所」の建設に係る環境・土木調査を行ってきたとしている。その結果、平成29年2月15日に環境影響評価準備書を経済産業省に提出し、糸魚川市と地元地区に建設の申し入れを行ったという。
「新姫川第六発電所」の出力は、27500kWで、発電電力量(純増)は、約8500万kWhであるとしている。これは、一般家庭の約27200世帯の年間使用量に相当するという。着工時期は、平成30年7月の予定で、運転開始時期は、平成34年4月の予定としている。
同社の新規水力発電所の建設は、昭和57年1月に運転を開始した北小谷発電所以来、40年ぶりになるという。今後は、地域をはじめとする関係各位の理解、協力を得て建設を進めていくとしている。
(画像はプレスリリースより)

黒部川電力株式会社 プレスリリース
http://www.denka.co.jp/news/pdf/20170215_shinhimeroku.pdf