フィットが「コンパクトバイオマス発電施設」の販売開始
株式会社フィットは2月3日、太陽光発電、小形風力発電に続くクリーンエネルギー事業として、小型分散型バイオマス発電システムによる「コンパクトバイオマス発電施設」の販売を開始すると発表した。
「個人参加型クリーンエネルギーで未来を創る」を目指し事業展開する同社は、この「コンパクトバイオマス発電施設」の必要なサービスをパッケージ化し、自社およびフランチャイズ網を通じて日本全国での販売を予定している。
設置する発電施設には、小型分散型バイオマス発電システム「AMATERAS-Hybrid-Fit1000」※ を採用しており、これは独自のガス化方式技術により高効率な稼動とともに、竹なども燃料に使用できる画期的なバイオマス発電施設とのこと。
※ 小型分散型バイオマス発電システム「AMATERAS-Hybrid-Fit1000」:
株式会社未来環境エナジーが開発したガス化方式の小型分散型バイオマス発電。これまでのガス化方式では難しかった長時間連続運転(24時間連続稼動・年間稼動日数360日)が可能で、高効率な発電を実現する。燃料には、木質チップのほか従来利用が難しいとされた竹なども使える。
地域活性化を促進するプラットフォーム策定
なお同社は、全国販売に先立ち兵庫県内で、自社所有のモデルプラントを2017年6月稼動目標で準備中という。
また同システムは、小型(100坪で設置可能)のため、設置・稼動が可能な立地が多見込めることから、モデルプラントを設置する兵庫県以外でも商談を進めているとのこと。
同社は特性を活かし、稼動に必要な燃料に地元材を使用することで地域の雇用を創出するほか、発電の際に発生した排熱の地域農家への供給も予定していて、同商品を通じ地域活性化を促進するプラットフォームを策定したとしている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社フィット プレスリリース
http://www.fit-group.jp/news/1992/