電力小売自由化の市場動向に関する調査結果を発表
株式会社グッドフェローズは1月26日、家庭向けの電気料金比較サイト「タイナビスイッチ」にて、電力会社の切り替えを検討した全国の会員88人を対象にインターネットで「電力小売自由化の市場動向に関する調査」を行った結果を発表した。
その結果、電力会社の切り替えに踏み切る金額として「10,000円以上」が最も多かったという。なお、電力小売全面自由化開始から9か月経過した12月31日時点での一般家庭における電力会社切り替え申請件数は、全体の4.1%とのこと(電力広域的運営推進機関発表)。
電力会社の切り替えを検討したことがある人に、実際に切り替えたかを尋ねた結果、35.2%の人が切り替えたと回答した。また、切り替えていないと回答した人の理由では、50%の人が「思ったほど安くならなかったから」と回答していた。
電力会社の切り替え実施は「10,000円以上」安くが最多
さらに「想像していたのと比べて、診断結果の節約額はどうだったか」を尋ねた結果、28.2%は「想像してたより少ない」と回答し、そのほかの理由として「今の契約のままで問題なかったから」「手続きが面倒だから」が続いたという。
また、電力会社の切り替えを検討したことのある人に「年間いくら安くなれば切り替えに踏み切るか」を尋ねると、「10,000円以上」と回答した人が32.9%で最も多く、次に「5,000円以上」の21.4%だったとのこと。
同社が電気料金シミュレーションをした結果では、1万円以上節約できるプランは1社のみで、それ以外の節約額は7,000円以下となり(従量電灯B・30A、一戸建て、3人暮らしで算出)、消費者の理想と現実にはかなり開きがあるとしている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社グッドフェローズ プレスリリース(@Press)
https://www.atpress.ne.jp/news/120532「タイナビスイッチ」
https://www.tainavi-switch.com/