水素ボイラー型純水素燃料電池システムを開発
長府工産株式会社は1月17日、山口リキッドハイドロジェン株式会社、東芝燃料電池システム株式会社、岩谷産業株式会社と共同で、水素ボイラー型の純水素燃料電池システムを開発。山口県周南市内のグリーンガス運輸株式会社に設置し、実証運転を開始した、と発表した。
本事業は、山口県の「平成26年度やまぐち産業戦略研究開発等補助金」に採択され、実施中。
世界初の商品化を目指す
本事業において、液化水素の製造事業者である山口リキッドハイドロジェンが代表となり、県内での実証実験を担当する。
長府工産は、純水素ボイラーおよび貯湯ユニットの開発を担当。東芝燃料電池システムは、純水素型燃料電池の開発を行う。
岩谷産業は、水素の輸送・貯蔵・供給システム関連技術開発と機器に組み込む水素バーナーの開発を担当し、水素ステーションをグループ会社のグリーンガス運輸に設置する。
純水素型燃料電池と純水素ボイラー型貯湯ユニットとの組み合わせにより、水素のみで電気と熱を供給する、世界初の純水素型燃料電池コジェネレーションの実証運転を開始した。
実証実験は、2018年3月まで実施する。運転データを収集・分析し、最適な運転方法を求めるとともに新開発システムを検証し、早期の商品化を図る。
(画像はプレスリリースより)

長府工産株式会社のニュースリリース
http://chofukosan.com/news/2017/01/news-170117.html