太陽光発電所向け新保険スキームで検査サービスを提供
株式会社エヌ・ピー・シーは1月19日、既存の太陽光発電所の評価結果に基づき、太陽電池モジュールメーカーの出力保証を一部バックアップする、業界初の保険スキームを開発したと発表した。
これは、エーオンジャパン株式会社および太陽電池モジュール第三者認証機関となるテュフ ラインランド ジャパン株式会社との共同によるもので、サービス提供はこの2月から開始し、保険は大手日系損害保険会社が引き受けるという。
今回提供する新スキームでは、1)太陽電池モジュールの現性能・安全性評価と発電所全体の現地検査サービスの提供、2)この評価・検査結果に基づきモジュールメーカーから保証が得られない場合の保険によるカバー、の2つから太陽光発電事業の安定経営を支援するとしている。
評価・検査サービスにより保険条件に反映
同社は、前者の評価・検査サービスにより、発電所の現地検査を担当する。
そして、あらかじめ試験施設でテュフ ラインランド ジャパンが測定した出力データを基準に、現地にて全ストリングを対象とした出力測定を行うほか、架台・接続箱等を含めた太陽光発電所全体の簡易評価を実施する。
さらに、この評価結果から太陽電池モジュールのランク付けをし、保険条件に反映させることとしている。
このほかオプションとして、長期信頼性・安全性試験や、太陽電池モジュールの主要構成部材の分析・評価から、将来的な経年劣化や安全性を予測して保険条件に反映させるサービス、および出力性能変化を把握する定期検査サービスなども用意するとしている。
(画像はエヌ・ピー・シーHPより)

株式会社エヌ・ピー・シー プレスリリース
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