子供向けの啓発イベントも
鹿児島県は、口之島・中之島周辺海域が、6月28日に、海流発電の適地として国の海洋再生可能エネルギー実証フィールドに選定され、実証実験に使用する機体が串木野漁港に寄港することから、7月17日にウェルカムイベントを開催することを発表した。
開催場所は、串木野漁港外港水産物荷さばき施設。
イベントの開始時間は10時で、鹿児島県知事や、NEDO、株式会社IHIなど関係者の挨拶の後、実証試験機が紹介される。その後は、子供向けのイベントとなり、再生可能エネルギー教室や旗ペインティングなどが行われることとなっている。
イベントは12時に終了予定だが、実証試験機の見学は16時まで可能。
海洋の未利用エネルギーを開発
海洋再生可能エネルギー実証フィールドとは、海域を利用した発電技術の早期実用化に向けた技術開発を加速することを目的とし、海洋再生可能エネルギー発電の実証実験ができる海域を、国が選定するもの。これにより、開発コストの低減や民間からの参入意欲の向上、産業の国際競争力強化、関連産業集積による地域経済活性化などの効果が期待されている。
これまで、2014年7月に、新潟県粟島浦村沖での海流と潮流、波力、浮体式洋上風力、佐賀県唐津市加部島沖での潮流と浮体式洋上風力、長崎県は3ヶ所で、五島市久賀島沖の潮流、五島市椛島沖の浮体式洋上風力、西海市江島・平島沖の潮流、沖縄県久米島沖の海洋温度差エネルギーに関する実証実験が選定されている。
また、2015年4月には、岩手県釜石市沖の波力、浮体式洋上風力エネルギーも選定されており、口之島・中之島周辺海域は、これらの地域に続いて、鹿児島県で初めて選定された。
(画像はプレスリリースより)

鹿児島県
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