官民連携で、地域に寄り添った付加価値の高いエネルギーサービスを実現
2017年7月6日、富士市と東京電力エナジーパートナー株式会社(以下、東電EP)、JFEエンジニアリング株式会社(以下、JFEエンジ)、静岡ガス株式会社(以下、静岡ガス)、テス・エンジニアリング株式会社(以下、TESS)は、「岳南鉄道線軌道敷(以下、同軌道敷)を活用した地域電力事業(以下、同事業)」の実現に向けた事業計画の策定に関する協定を締結したと発表した。
同軌道敷は、岳南電車株式会社が運行する静岡県富士市内の吉原駅と岳南江尾駅を結ぶ鉄道路線で、官民連携で地域に寄り添った付加価値の高いエネルギーサービスの実現を目指して、2017年度末を目途に同事業の実現性の判断をする。
事業の概要
同事業の対象地域は、岳南鉄道線の吉原本町駅周辺~比奈駅間(約4.1km)周辺で、環境性・経済性・供給安定性に優れたエネルギーの供給と分散型電源の普及および公共交通インフラの活用を事業目的とし、同軌道敷に地域エネルギーインフラを設置して、分散型電源等の地産電源を地域に供給する。
なお、富士市は、需要家を含めた事業関係者との調整や、共同事業者が実施する各種検討・現地調査等の支援を行う。
また、東電EPは同事業の事業計画のとりまとめを行い、エネルギー供給(電気)およびコミュニティグリッド等の設備設置の検討、JFEエンジとTESSは分散型電源の設置および分散型電源からのエネルギー供給(熱/電気)に係る検討、静岡ガスは分散型電源への都市ガス供給の検討を実施する。
今後は、2018年2月下旬までに事業計画を策定し、同年3月末に事業の実現性評価を行う。その後、実現性があると判断した場合、2018年度より法人の立ち上げ、必要設備等の設置を行い、2020年度からの事業開始を目指す。
(画像はプレスリリースより)

東京電力エナジーパートナー プレスリリース
http://www.tepco.co.jp/