自然エネルギーニュース・コラム
2025年05月06日(火)
 自然エネルギーニュース・コラム

東芝とアルパイン、水力発電所点検でドローンによる目視外長距離飛行の実証実験

太陽光
省エネ
バイオマス
電力小売
水力
風力
行政
地熱
テクノロジー
海外
コラム

東芝とアルパイン、水力発電所点検でドローンによる目視外長距離飛行の実証実験

このエントリーをはてなブックマークに追加
山岳地域でのドローン目視外長距離飛行実証実験実施
株式会社東芝とアルパイン株式会社は6月30日、東北自然エネルギー株式会社と共同して、水力発電所のダム・河川インフラ点検サービス実用化に向けたドローンによる目視外長距離飛行の実証実験を行ったと発表した。

ドローン
この実証実験では、東北自然エネルギーが所有する新潟県の新下平発電所に通じる山岳道路にて、ドローンを活用し除雪前時点における道路の安全確認を想定した目視外長距離飛行を行ったもの。

また今回は、人間によるコントローラ操縦を行わずに、三次元地図情報から航路を設計し、100mの対地高度で約6kmの自動飛行に成功したという。

将来的に目視外飛行距離を拡大し効率的点検作業に貢献
水力発電所では、発電設備の安全を確認するため、定期的に巡視点検が行われているが、豪雪地域では雪崩による危険を伴うため、安全な点検サービスが求められていた。

また山岳地域でのドローン飛行は、高低差が大きく樹木などの障害もあることから、道路を上空から特定することが難しい問題もあったという。

東芝とアルパイン両社は昨年9月に、東芝が持つ画像処理技術やIoT技術と、アルパインが持つ地図情報連携技術や車載システムインテグレーション技術を融合した、産業用ドローンによる電力インフラ事業者向け巡視・点検サービス分野における提携の一環となり、2017年度中の実用化を目指していたもの。

なお、将来的には目視外での飛行距離を拡大し、ドローンで撮影したダム・発電所などの画像から、東芝の画像処理・機械学習などの技術を用いて損傷部分を特定するサービスを提供することで、効率的な点検作業への貢献を目指すとしている。

(画像は東芝のHPより)


外部リンク

株式会社東芝 プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2017_06/

産業用ドローンサービス事業での提携記事(2016年9月5日)
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2016_09/

 


Amazon.co.jp : ドローン に関連する商品
  • Jパワー、秋田県にかほ市で「にかほ第二風力発電所」の建設工事を開始(8月1日)
  • ソーラーフロンティア、戸建て住宅購入検討者対象に家庭のエネルギー意識を調査(7月30日)
  • 広島ガスと中国電力、新会社設立しバイオマス混焼発電事業を実施(7月30日)
  • 生駒市、地域エネルギー会社『いこま市民パワー株式会社』を設立(7月30日)
  • エーオンジャパン、太陽光パネルメーカーの出力保証をバックアップする保険スキームを開発(7月30日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->