ZEH基準を満たす賃貸住宅「ZEH21」を建設
積水ハウス株式会社は6月26日、石川県金沢市において、国内で初めてネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)基準を満たす賃貸住宅「ZEH21」を建設する、と発表した。
省エネ設備の導入で、各住戸平均2.4kWの太陽光発電パネルで賄う
集合住宅では、戸別の屋根面積が小さいため太陽光発電が十分でなく、ZEH基準を満たすことが困難であるという課題があった。
積水ハウスは、高い断熱性能を持つ高断熱複層ガラスを採用し、高効率エアコン、高効率ヒートポンプ、節湯水栓、LED照明など省エネ設備を導入してトータルエネルギー消費量を削減し、各住戸平均2.4kWの太陽光発電パネルで賄える住宅設計を行った。
このため、全国初、業界初の全住戸ZEH基準を満たす賃貸住宅を実現した、という。
積水ハウスが建設する賃貸住宅「ZEH21」は、石川県金沢市西念4丁目に位置し、敷地面積約793平方m、延床面積約743平方mの重量鉄骨造、1LDK12戸、1K1戸の合計13戸、および店舗1戸の建物である。
また、屋上に31.5kWの太陽光発電システムを設置し各住戸に電力を供給するほか、全世帯の駐車場に電気自動車用充電コンセントを設置するという。
着工は2017年8月1日で、竣工時期は2018年1月21日の予定である。
集合住宅でも全住戸ZEH化を推進
積水ハウスは、今までZEHを戸建住宅中心に「グリーンファーストゼロ」として展開し、2017年3月時点で累積棟数28,195棟を達成している。
今後は、集合住宅の分譲マンションや賃貸住宅でも全住戸ZEH化を推進するという。
(画像はプレスリリースより)

積水ハウス株式会社のプレスリリース
http://www.sekisuihouse.co.jp/