福知山で日本初の2メガパームオイル発電所が稼働開始
三恵エナジー株式会社は6月22日、非食用パームオイルを燃料とするバイオマス発電所「三恵福知山バイオマス発電所」を京都府福知山市に建設、この6月30日10時から竣工式を行った後、同日からの正式稼働を予定すると発表した。
この発電所は、発電容量1,760kWと日本初の2メガパームオイル発電所となり、この電力は一般家庭約2,600世帯分の電力を賄う規模となる。
2016年10月に着工した同発電所は、グループ会社である三恵観光株式会社の出資のもと三恵エナジー株式会社が運用計画を立て、設計から建設までトータルにサポートしており、カーボンニュートラルの観点から二酸化炭素の発生抑制、地球温暖化防止に大きく寄与するとしている。
パームオイル発電は太陽光の約6倍の高効率発電が可能
なおパームオイル発電は、他のグリーン・エネルギー発電と比較し、発電プラント稼働が天候や時間帯の影響を受けずにできることから定量的に発電ができ、長期的で安定的な事業収益を見込める特徴がある。
また、太陽光発電など他の発電施設に比べ、土地や設備がコンパクトサイズでの導入ができるため初期導入費用を抑えられるほか、発電施設規模が同程度なら、パームオイル発電は太陽光発電の約6倍と高効率な発電が可能という。
これまで、燃料となる非食用パームオイルの安定調達が実用化面での課題だったが、同社はマレーシアとインドネシアで良質な非食用パームオイルの調達ルートを確保し、発電事業安定化を実現したとしている。
(画像はプレスリリースより)

三恵エナジー株式会社 プレスリリース(@Press)
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