自然エネルギーニュース・コラム
2025年05月06日(火)
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群馬県、砂防堰堤の落差を利用した小水力発電の有望地点調査結果を発表

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群馬県、砂防堰堤の落差を利用した小水力発電の有望地点調査結果を発表

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施設データと現地調査で検討
群馬県は、平成28年度に行った、砂防堰堤の落差を利用した小水力発電の有望地点調査の結果について、ホームページで発表している。

群馬県
これは、群馬県における小水力発電の導入推進のために、民間企業等による事業化検討に役立つよう、県内にある2,436基の砂防堰堤における落差を利用した小水力発電の可能性について調査を行ったもの。

調査は、まず、堰堤の高さが一定以上あること、高い位置から取水できるよう満砂又はそれに近い状態となっていること、土石流危険渓流等に指定されていないこと、想定した流量による最大出力が一定以上見込めることなどのポイントについて確認し、28地点の候補地を抽出した。

その後現地調査を行い、発電所の設置スペースの有無、堰堤付近の地形の状況などを確認して13地点を選定した。それは、「川場谷沢砂防ダム」「山地堰堤」「戸室堰堤」「沼尾川砂防ダム」「森砂防堰堤」「三室沢砂防ダム」「皆沢川堰堤」「相間川下流砂防堰堤」「霧積砂防堰堤」「坂本ダム」「片品上流砂防堰堤」「沼尾砂防堰堤」「烏川上流砂防堰堤」、となっている。

民間企業等による事業化検討の参考資料に
さらに、この13地点について、地点毎の状況に応じた小水力発電モデルを仮想して、発電量や、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」による価格・期間で売電した場合の概算収支を試算し、発電事業の経済性の見込みなどについて、確認を行ったところ、期間内に投資回収が見込まれたのは5地点となった。

また、この13地点については、堰堤の詳細な状況、写真、周辺施設、主な法規制等、発電モデルの概算収支、協議先など、詳細な情報について、ホームページで公開している。

群馬県では、これらのデータについて、小水力発電事業を目指す場合の参考として利用するとともに、実際に事業化を検討するにあたっては、概算収支も含め事業可能性について詳細かつ具体的な調査・確認を行うとともに、必要な手続き等について関係機関に確認する必要があると、注意を促している。

(画像は群馬県ホームページより)


外部リンク

群馬県
http://www.pref.gunma.jp/04/bl01_00002.html
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