定格9,500kWの世界最大出力によりさらなる発電原価の低減に貢献
2017年6月14日、三菱重工業株式会社とデンマークのヴェスタス社(Vestas Wind Systems A/S)が折半出資する洋上風力発電設備合弁会社のMHI Vestas Offshore Wind A/S(MHIヴェスタス)は、新モデルV164-9.5MW(以下、同モデル)を開発したと発表した。
同モデルは、既に性能が実証されているV164-8.0MWを定格9,500kWまで高出力化したもので、発電原価がさらに低減されると期待される。
V164-9.5MWの概要
同モデルは、ブレード長80m、ハブが位置する高さは約105m、ブレード先端が頂点に達する高さは約187mで、ナセルは長さ20m、幅8m、高さ8m、重量約390トンだ。
なお、ベースモデルであるV164-8.0MWは、英国バーボバンク(Burbo Bank)洋上で、すでに商用運転を開始している。
また、定格出力を9,000kWに増大させたモデルは、2016年12月にデンマーク北部のウスタイル(Østerild)試験場で実施した陸上実証運転で、発電量21万6,000kWhを達成している。
(画像は三菱重工業公式ホームページより)

三菱重工業 プレスリリース
https://www.mhi.co.jp/news/story/170614.html