LNGとして日本国内の需要家などに販売
2017年6月15日、JX石油開発株式会社のプロジェクト会社であるJXマレーシア石油開発株式会社は、同社がオペレーターとして75%の権益を保有するマレーシア・サラワク州沖SK10鉱区のラヤン油ガス田において、5月28日に、ガスの商業生産を開始したと発表した。
同ガス田で生産されたガスは、ヘランガス田からのガスとともに、海底パイプラインにより、JXTGエネルギー株式会社が出資するマレーシアLNGティガ社の液化プラントに輸送され、同社で液化された後、液化天然ガス(LNG)として日本国内の需要家などに販売される。
なお、JXマレーシア石油開発株式会社は、1987年10月14日に設立され、事業内容は、マレーシアや周辺地域における石油や天然ガスなどの鉱物資源の探鉱・開発・採取・加工・貯蔵および売買など。
マレーシアSK10鉱区の概要
同鉱区は、1987年11月に、マレーシア国営石油会社ペトロナスとの間で生産分与を契約(PSC)し、ペトロナスチャリガリとの間で共同操業契約(JOA)を締結しており、保有する権益比率はJXマレーシア石油開発株式会社が75%、ペトロナスチャリガリが25%だ。
また、1990年11月にヘランガス田、1991年5月にラヤン油ガス田が発見され、2003年11月にヘランガス田の商業生産を開始し、2014年3月にラヤン油ガス田開発計画のペトロナス承認を取得した。
(画像はプレスリリースより)

JX石油開発 ニュースリリース
http://www.nex.jx-group.co.jp/newsrelease/2017/post_35.html