2017年の太陽光発電システム世界導入量は75~80GW
株式会社資源総合システムは6月9日、2017年の太陽光発電システム世界導入量は75~80GWで、2018年も同水準の市場規模との見通しを発表した。
これは、同社が加盟するPVMA(PV Market Alliance)との共同により分析・発表したもので、中国を除いた世界の新規導入量は、2015年は35GW、2016年は40GWとなり、2017年と2018年は45GWに増加すると予想している。
一方、2017年の中国市場での導入量は75GWを超え、80GWに到達する可能性があるとし、2018年の中国市場は縮小に転じると見込むが、それでも世界全体では70GW台を維持するとみている。
見通し詳細はPVMA報告書に掲載の予定
そして、新たな普及支援施策が講じられることで、新興市場での導入加速や、欧州市場での活性化が進む可能性があるという。
現状のように安定成長域に到達した市場では、太陽光発電に関わる産業は継続的な低価格対応を余儀なくされ、財務懸念が生じる可能性はあるものの、価格低減は新市場の開拓意欲加速につながるため、既存市場は堅調に推移するとみている。
なお、7月末発刊のPVMA報告書「PV Market Alliance Market Report」第3版に、この見通し詳細を掲載する予定とのこと。
(画像は資源総合システムHPより)

株式会社資源総合システム プレスリリース
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