太陽電池を適切な洗浄時期を予測するサービスを開始
太陽光発電所の性能を自動的に診断する無料サービス「Yield Vision」を展開する株式会社CSSは、太陽電池パネルの汚れによる損失額を明らかにし、適切な洗浄時期を予測するサービスを6月7日より開始することを、6月6日に発表した。
汚れで発電料が低下することも?!
メンテナンスフリーと勘違いされる太陽電池パネルですが、実際は確実に汚れが蓄積しているという。汚れは、軽いものであれば雨に流されることも多いが、年月が経つにつれ少しずつ固着する。それを放置し続けてしまい、発電量が50%も低下したという例も上がっている。
汚れの原因は様々で、砂埃や排気ガス、屋根置きの場合は排気ダクトからの油汚れなど、発電所ごとに異なる。多くの発電所では、汚れの状況や洗浄による改善効果を定量的に把握できていないのが実情で、高いコストをかけて洗浄しても、タイミングを間違えると洗浄をした直後に汚れてしまう場合もあり、全くの無駄に終わるというケースがあるそう。
このサービスを利用することで多額の損失を回避
そこで同サービスは、太陽電池パネルの汚れの状況や、その汚れから出る損失額を明らかにし、今後予想される汚れの推移から費用対効果を加えたパネルの適切な洗浄時期を知らせるサービスを開始した。このサービスを導入することにより、発電事業者は、今まで定量化できなかった汚れによる損失額を把握することができ、最適のタイミングで洗浄することで、多額の損失を回避することが可能になる。
(画像はプレスリリースより)

株式会社CSSのプレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/129086