仏谷地区の廃棄物処分場跡地で太陽光発電事業開始
株式会社エコスタイルは5月25日、福井県小浜市仏谷地区の廃棄物処分場跡地(市有地)で太陽光発電事業を開始すると発表した。
仏谷地区は、2008年3月までの20年以上、廃棄物処分場として運営されていたことから、地域住民には“廃棄物処理の町”としてのイメージが強く、子どもたちに引き継ぎたくないという想いがあった。
このため同社は、同市と連携して太陽光発電事業を運営することによって仏谷地区のイメージ刷新を図り、雇用の創出や減災にも貢献するだけでなく、子どもたちへの環境教育活動も計画する等、地域の活性化や発展に資する太陽光発電事業を展開していくとしている。
太陽光発電所を非常用電源、ポータブル蓄電池寄贈も
減災への寄与としては、非常時に太陽光発電所を独立電源として開放し、停電時の非常用電源として電力を供給する役割を担うほか、ポータブル蓄電池を仏谷地区へ寄贈・常設し、停電時における在宅介護用の医療機器等への電力確保を可能とし、発電所の福祉的な活用が期待できるという。
また、再生可能エネルギーによる地球温暖化対策等の環境教育を、子どもたちに広める活動を行うほか、福井県小浜市への800万円の固定資産税納税(20年間、見込)と、発電所の草刈等維持管理を地元シルバー人材へ委託し雇用創出に寄与するとしている。
なお今後は、この6月末に太陽光発電所を竣工し、7月29日に調印式と開所式を予定している。
【小浜市仏谷 太陽光発電所の概要】
発電容量:495kW
買取価格:24円/kWh
20年間予測総発電量:12,882,610kWh
20年間売電収入見込:約3億円
(画像はプレスリリースより)

株式会社エコスタイル プレスリリース
https://www.eco-st.co.jp/image/press/170525_press.pdf