日本における2016年度第4四半期および年度値の太陽電池出荷統計
一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)は5月24日、外国企業を含む日本における2016年度第4四半期および年度値の太陽電池出荷量につき調査を行い、結果を公表した。
太陽電池出荷量は、期間2017年1月~3月、企業37社についての調査結果である。
2016年度第4四半期太陽電池モジュール総出荷量は、前年同期比91%の1,959MW
2016年度第4四半期の太陽電池モジュール総出荷量は、前年同期比91%の1,959MWにとどまった。セルの総出荷量は、前年同期比79%の689MWだった。
日本企業のモジュール総出荷量は、前年同期比81%の1,181MWで、外国企業は778MWとなり、日本企業対外国企業の比は前期に比べ日本企業の比率が6%アップし、60:40であった。
生産比率でみると、国内生産対海外生産の比は前期と同じで、34:66だった。
モジュールの国内出荷量は、前年同期比94%の1,869MWであった。海外出荷量は、前年同期比49%の90MWと大幅に減少した。
用途別では、住宅用途が前年同期比91%の333MW、一般事業用途が前年同期比100%の475MW、発電事業用途が前年同期比96%の1,061MWだった。
日本企業は、一般事業用途のみが102%と前年同期を上回った。外国企業では、住宅用途が前年同期比118%、発電事業用途が前年同期比119%と好調であった。
2016年度総出荷量は、前年度比86%の6,859MW
日本における2016年度の太陽電池モジュールの総出荷量は、前年度比86%の6,859MWであった。2014年度をピークに、減少に転じている。
国内出荷量は、前年度比89%の6,341MWで減少している。海外出荷量は、前年度比63%の518MWと減少した。
用途別では、住宅用途が前年比78%の1,211MW、非住宅用途が前年比92%の5,126MW、その他用途が前年比11%の3.6MWと大幅に減少した。
住宅用途は、2013年度をピークに減少しており、FIT施行以前の2011年度出荷量とほぼ同等となった。
(画像はプレスリリースより)

一般社団法人太陽光発電協会のニュースリリース
http://www.jpea.gr.jp/pdf/statistics/h284q.pdf