35年にわたるモジュールメーカー独自のノウハウ
サンテックパワージャパン株式会社は、これまで自社開発の太陽光発電所に限定して提供してきた「O&Mサービス」を、自社開発以外の高圧太陽光発電所(50キロワット以上2,000キロワット未満)にも広げ、2016年6月1日より申し込みの受け付けを開始すると発表した。
O&Mサービスとは、施設・設備の運転・設備保守・保全業務のこと。サンテックパワージャパンのO&Mサービスは、同社の長野テクニカルサポートセンターにおいて、35年にわたり太陽光発電モジュールの販売や、技術・品質サポートを行ってきた実績を活かし、モジュールの潜在的不具合を積極的に顕在化させて障害を未然に防ぐ、ということに重点を置いている。
監視や点検、精密検査で不具合を早期に発見
具体的なサービス内容は、まず、メテオコントロール社製の遠隔監視システムにより、24時間365日体制で、発電状況やパワーコンディショナ稼働状況を監視することが挙げられる。
また、定期システム点検や法定定期点検などのオンサイト点検を行うことにより、システムの稼働率を常に表示し、発電低下時にはエラー情報を配信し不具合を早期に発見することで、売電ロスを最小限に抑えることが可能だ。
そして、遠隔監視システムで入手した情報から、日射量や予測値を比較して発電量を分析するとともに、パワーコンディショナごとに稼働状況を比較分析することも可能となっている。
さらに、同社O&Mサービスの一番の特長であるモジュール精密検査も行われている。これは、太陽光発電モジュールに関して、必要に応じて出力特性値、電気的特性の調査などを行うもの。
その他、サーモカメラを用いた半田付け異常・ケーブル異常・コネクタ接続箇所などの温度異常の調査や、ELカメラを用いた太陽電池セルの異常の調査なども行われる。

サンテックパワージャパン株式会社 ニュース
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