IHIは全9社で鹿児島市にバイオマス発電事業会社を設立
株式会社IHIは5月26日、鹿児島県鹿児島市にて県内最大規模となる木質バイオマス発電事業を展開する事業会社「七ツ島バイオマスパワー合同会社」を、出資会社8社とともに本日設立したと発表した。
これは、すでに今年2月16日付で事業展開の予告発表をしていたもので、この事業への投資資金は、出資会社9社の出資金と株式会社鹿児島銀行を中心とした地域金融機関および株式会社日本政策投資銀行からのプロジェクトファイナンスにて調達する予定という。
発電出力規模は49MW、年間発電電力量は約337,000MWh
事業会社は、鹿児島県鹿児島市七ツ島のIHI保有地(土地面積:約62,000m2)を賃借して、木質バイオマス発電所を建設、発電する電力は、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」に基づき、全量を九州電力株式会社に売電する予定としている。
この発電出力規模は49MWで、発電所は今年夏頃から建設に着手、2018年末頃に完成する予定とし、以降20年にわたり売電する計画。年間発電電力量は約337,000MWhで、これは一般家庭約77,000世帯分に相当し、約200,000トンのCO2削減に貢献するものとなる。
なおIHIはこの事業を通して、環境に優しい再生可能エネルギーの普及を促進するとともに、事業誘致と地元雇用の創出により地域経済の活性化に寄与していくとしている。

株式会社IHI プレスリリース
https://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2016/press/2016-5-26/