2015年度第4四半期と2015年度の太陽電池出荷量調査結果
一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)は5月25日、我が国における2015年度第4四半期と2015年度の太陽電池出荷量について、調査結果を発表した。
この調査対象期間は2015年度第4四半期(2016年1月~3月)で、調査の項目・対象としては、日本国内の太陽電池出荷量、および日本企業による太陽電池の出荷量としており、セルおよびモジュールの出荷量(種類別、出荷地別、生産地別の出荷量)のほか、セルおよびモジュールの仕向け先別輸出量などとしている。
また調査は、国内企業42社を対象に調査協力の依頼をし、うち40社から回答を得たという。
2015年度の太陽電池モジュール総出荷量は、前年度比81%
この結果、日本における2015年度第4四半期のモジュール総出荷量は、2,164MWで前年同期比76%となり、セルの総出荷量は867MW で前年同期比58%だった。また日本企業のモジュール総出荷量は1,454MWとなり、前年同期比77%だった。セルの総出荷量は867MWで前年同期比66%となった。
モジュールの用途別国内出荷では、住宅用が18%、非住宅用が82%を占めた。前年同期比では、住宅用が74%、非住宅用が72%と低下した。モジュール出荷量の住宅用セグメントは、2013年度をピークに減少しているが、この第4四半期は365MWとなり、2011 年度のレベル(第4四半期は331MW)に低下している。
一方、2015年度でみた太陽電池モジュールの総出荷量は、7,956MWとなり前年度比81%だった。2011年度から2014年度までは、太陽電池モジュールの出荷量は増大してきたが、2015 年度には減少に転じている。
非住宅用途では2014年度の出荷量がピークで、住宅用途では2013年度がピークとなっている。2015年度第2四半期以降は、非住宅用途は2013年度の出荷量を、住宅用に関しては2012年度の出荷量を超えることはなかったとのことだ。

一般社団法人太陽光発電協会 プレスリリース
http://www.jpea.gr.jp/pdf/statistics/h274q.pdf