メガソーラーは184万kW、九州再エネの36%に
九州経済産業局が5月2日、この4月にまとめた九州での再エネ発電設備に関する昨年12月末時点の運転開始状況と認定状況を公表した。
これによると、FIT(再エネ固定価格買取制度)の始まった平成24年7月から昨年12月末までの間、九州で新たに運転を始めた設備出力は523万kWで、設備出力は累計で831万kWになったという。
そして、累積での太陽光発電運転開始出力は506万kWで、特に発電量が1MWを超えるメガソーラーは184万kWと九州の再エネの36%を占めた。この規模は関東に次ぐものになる。
12月末時点再エネ認定設備出力、九州が全国の22%に
一方、九州の再エネ発電による昨年12月末時点の認定設備出力は1,863万kWとなり、全国8,546万kWの22%を占めた。
内訳としては、太陽光発電が1,755万kW(九州再エネの95%)、このうちメガソーラーは855万kW(同46%)となったほか、バイオマス発電56万kW(同3%)、風力発電34万kW(同2%)、水力発電16万kW(同1%)、地熱発電2万kW(同0.1%)と続いた。
資料ではこのほか、新たに運転を開始した発電設備出力を都道府県別にみると、九州の各県がともに上位に位置していて、最多は茨城県で、福岡県がこれに続いた。
また九州内の県別設備認定出力では、鹿児島県が420万kWで最多となり、宮崎県、熊本県がこれに続く結果となっている。
(画像は九州経済産業局HP)

九州経済産業局エネルギー対策課 プレスリリース
http://www.kyushu.meti.go.jp/seisaku/energy/fit/160502.pdf