工事完了で瀬戸内市への設備寄贈記念式典を実施
岡山県瀬戸内市錦海の塩田跡地で、太陽光発電所を建設中の「瀬戸内Kirei 未来創り合同会社」の代表であるくにうみアセットマネジメント株式会社は4月26日、工事完了による瀬戸内市への設備を寄贈する記念式典を、 4月21日に塩田跡地のポンプ場前で行ったと発表した。
同太陽光発電所は、発電規模が約230MWと日本国内最大級となり、これまでプロジェクトの安全安心事業の一環として「予備排水ポンプ増設工事、ポンプ場補修工事及び非常用発電機新設工事」を進めてきたが、今回の設備完成を踏まえ式典を実施したもの。
寄贈記念式典には、瀬戸内市長ほか市関係者、事業者、施工した東洋エンジニアリング関係者など約70名が出席、また式典終了後にはバスによる建設サイト見学を行っている。
今後は市の管理のもと近隣地域への安全と安心を提供
このプロジェクトでは、地域を災害から守るための安全安心事業も行っていて、その一つが排水ポンプの増設と非常用発電施設の新設となる。
錦海塩田跡地には、錦海堤防下部から常に海水が流入し、跡地南側で塩性湿地が形成されており、周辺地域から雨水等も流れ込んでいるため、瀬戸内市が保有・管理するポンプ場に設置された 3 台のポンプによって塩田跡地内の水位を調節してきた。
プロジェクトでは、排水機能の信頼性向上を図るため、既設ポンプ故障時のバックアップとして排水ポンプを1台増設して4台体制とするとともに、老朽化したポンプ場建屋補強も行っている。
また停電時に備え、非常用発電設備も設置した。これらは瀬戸内市に寄贈され、今後は市の管理のもと近隣地域への安全と安心を提供するものとなる。
(画像はプレスリリースより)

くにうみアセットマネジメント株式会社 プレスリリース
http://www.kuniumi-am.co.jp/site/file/tmp-eXENf.pdf