福井県大野市に木質バイオマス発電を行う大野発電所竣工
株式会社福井グリーンパワー※ は4月15日、福井県大野市に木質バイオマス発電を行う大野発電所を完成、同日に竣工式を行ったと発表した。
同社では、主に福井県内で発生する未利用間伐材や一般木材などを燃料に用いて発電事業を行うもので、この売電価格は、FIT(再生可能エネルギー固定価格買い取り)制度に基づき、20年間保証される認定を受けている。
同社はまた、県内にて燃料となる間伐材や一般木材などの安定的供給を目的とする「福井県木質バイオマス燃料安定供給協議会」※ を2014年3月に設立していて、木質バイオマス燃料の長期安定供給のための仕組みづくりと、燃料調達の調整や管理を行う。
※ 「福井県木質バイオマス燃料安定供給協議会」
株式会社福井グリーンパワー、県内森林組合、チップ加工業者等により構成
未利用エネルギー有効活用による循環型社会の構築に貢献
さらに同社は、福井県、大野市、福井森林管理署、森林総合研究所からのオブザーバー参画とともに燃料安定供給のための支援を受ける。そして、燃料調達先となる県内の森林組合ほかの民間業者から、約7~8万トン/年の燃料を購入する予定としている。
この4月から事業をスタートさせ、総事業費は約40億円となる。同発電所の発電規模は7,000kWで、これは一般家庭約1万5,000世帯分の消費電力量に相当する。
同社はこの事業を通じ、持続可能な森林づくりと福井県内の林業再生、および未利用エネルギーの有効活用による循環型社会の構築に貢献するとしている。
【株式会社福井グリーンパワー】
所在地 :福井県大野市七板第41号2番地
代表者 :佐久間 英明
設立日 :2014年3月4日
出資金 :3億円
出資構成:株式会社神鋼環境ソリューション(70%)、出光興産株式会社(10%)、九頭竜森林組合(10%)、有限会社ニューチップ運送(10%)
(画像はプレスリリースより)

株式会社福井グリーンパワー プレスリリース
http://www.kobelco-eco.co.jp/fgp/topics/news/