NZのMB Century社と地熱発電に関する相互協力協定締結
株式会社大林組は4月15日、ニュージーランド(NZ)国のMB Century社と、地熱発電に関する相互協力協定を締結したと発表した。
MB Century社は、地熱発電の開発にて同国トップの実績を有しており、調査、計画、設計のみならず発電開始後のメンテナンスに至るまでのマネジメントノウハウを保有する。また創業以来250本を超える地熱井の掘削を行っていて、最盛期には年間10本超を掘削するNZ随一かつ最大の掘削会社でもある。
協定の内容は、1)地熱資源に関する調査、2)地熱発電およびその他関連業務における人材交流や情報交換、3)技術協力、としており、この期間は締結日から5年間となる。
MB Century社の知見やノウハウを取り込むことを期待
今回、駐日NZ国大使館を通じてMB Century社から、日本でのエンジニアリング事業の新規展開に当たって、大林組をビジネスパートナーとして相互協力関係を構築したいとの申し入れがあったもの。
同社は今後、国内で計画される地熱発電施設のEPC契約(設計、調達、建設を含む、建設プロジェクトの建設工事請負契約)を獲得するだけでなく、自ら発電事業者となることも見据えて地熱発電分野の事業展開を図るため、同社の知見やノウハウを取り込むことを期待し、今回、協定を締結したとしている。
さらに、MB Century社との相互協力により、地熱発電での最先端技術の導入と人材の育成を進め、国内外の地熱開発者への技術協力を積極的に図るとともに、新領域事業となる再エネ発電事業の一層の推進を図るとしている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社大林組 プレスリリース
https://www.obayashi.co.jp/press/news20160413_1