コロン社に出力500kW・容量1.2MWhの蓄電システム納入
日本電気株式会社(NEC)は3月31日、コロン社※ が設置するメガソーラーに、出力500kW、容量1.2MWhの大型蓄電システムを納入したと発表した。
※ コロン社
Webコンテンツ (PC・モバイル )の企画・制作・運営管理および通信事業のシステム開発のほか、再エネによる電気の供給・販売を事業とする有限会社。鹿児島市名山町にあり1998年設立。
日照条件により発電量が変動するメガソーラーが、系統電力網で受入可能な電力量を超える発電をしたときに、この蓄電システムに充電することで、系統電力の需給調整と安定化とともに、コロン社の電力事業に貢献するもの。
発電量の変化が大きい再エネが大量に系統網に接続されると、電力の需給調整が不安定になる問題があり、この解決策として、発電事業者や電力会社による蓄電システムの活用が有効となる。
今後も発電/電力事業者に大型蓄電システムを提供
NECは、蓄電システムに関する業務全般を担当していて、採用している蓄電システムはNECエナジーソリューションズ製で、11ヶ国19サイト、120MW以上の納入実績がある。
同システムは、モジュール製造の細部工夫による放熱設計により高密度構造となっていることから、少ない設置面積とともに、工事期間および工事費用の削減につながるものとなる。
なおNECでは、今後も高度なエネルギー技術とICTを組み合わせることで、コロン社の電力事業を全面サポートするとともに、発電事業者や電力事業者に大型蓄電システムを提供していくとしている。
(画像はプレスリリースより)

日本電気株式会社 ニュースリリース
http://jpn.nec.com/press/201603/20160331_02.html