再エネの連系拡大を目指し実施者を一般公募
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は3月30日、「電力系統出力変動対応技術研究開発事業」のうちの「再生可能エネルギー連系拡大対策高度化」について、事業の実施者を一般公募すると発表した。
これは、出力が不安定な変動電源から出力を予測・制御・運用することが可能な変動電源に改善することで、再エネの連系拡大を目指すもの。公募は団体等を含む企業が対象で、公募期間は3月30日から4月28日までで、応募方法等については下部リンク先に詳細の記載がある。
またこれは、平成27年1月の再エネ固定価格買取制度の省令改正により発電事業者に義務化された遠隔出力制御システムに関するもので、この事業期間は平成28年度~平成30年度までとなる。
これまで、風力発電をはじめとする再エネを最大限電力系統に連系することを目的とした研究開発は行っていなかったが、至急取り組むべき課題だった。
再エネの予測と出力制御を踏まえた需給運用手法を確立
この事業では、電力の需給運用に影響を与える風力発電の急激な出力変動に着目し、再エネの予測技術や出力の変動を抑制する出力制御技術を高度化させ、予測と出力制御を踏まえた需給運用の基本的な手法を確立する。
またこの事業は、平成28年度の政府予算に基づき実施するため、予算案等の審議状況や政府方針の変更等により、公募の内容や採択後の実施計画、概算払の時期などを変更する場合がある。
なお内容について、契約に係る手続き、提出する書類等についての公募説明会が開催される。応募に当たり説明会への参加は必須ではないが、出席希望の企業などは、4月4日(月)12時までにFAXにて、必要事項を問合せ先まで連絡する必要がある。
【公募説明会】
日時: 平成27年4月6日(水)10時00分~11時30分
場所: 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
霞ヶ関分室第一会議室 東京都千代田区霞が関1-4-2
大同生命霞ヶ関ビル12階
問合せ先:新エネルギー部 風力・海洋グループ
担当:炭田、前原、松本(FAX:044-520-5276)
(画像はNEDOのHP)

NEDO ニュースリリース
http://www.nedo.go.jp/koubo/FF2_100167.html