八潮工場に木質チップバイオマスボイラ発電設備完成
紙製包装資材の製造販売を事業とするレンゴー株式会社は、埼玉県八潮市の八潮工場において、新たに木質チップバイオマスボイラ発電設備が完成したことを発表した。
今後はより多くのCO2排出量の削減を見込む
同工場では、以前から工場で利用する燃料において、従来の重油からクリーンエネルギーとされる都市ガスへと切り替えを進め、バイオマス資源の有効活用も含め、CO2排出量削減に徹底して取り組んでいる。
そして今回完成した木質チップバイオマスボイラ発電設備により、今後は年間約65,000トンとより多くのCO2排出量が削減される見込みである。
工場で使用する電力の約2割を賄う
新しく設置された、株式会社タクマ製となる流動層炉式木質チップバイオマスボイラ発電設備は、燃料に木質チップとPKS(Palm kernel Shell パーム油搾油かす)を使用し、定格発電出力は9,000kWとなる。
この建築廃材由来の木質チップが主燃料となる同設備の完成により、段ボール原紙をはじめ年間約85万トンの板紙を生産するわが国最大の板紙製紙工場において、必要となる電力の約2割が賄えることになる。
またCO2排出量の削減を目的として建設された発電設備だが、同時にボイラ燃料のエネルギー源多様化にも貢献することになる。
(画像はニュースリリースより)

レンゴー株式会社 ニュースリリース
http://www.rengo.co.jp/news/2016/16_news_006.htmlレンゴー株式会社
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