宮城県石巻市で出力300キロワットの太陽光発電所
3月7日、東北電力株式会社は宮城県石巻市にある石巻蛇田太陽光発電所の営業運転開始を発表した。出力は300キロワット。
系統安定化システムが特徴
同発電所は、石巻蛇田太陽光発電所、系統安定化制御装置、蓄電池設備で構成される「系統安定化システム」が特徴。
今後、新蛇田地区において見込まれる災害公営住宅や戸建住宅における太陽光発電の大量導入への対応として、太陽光発電の出力変動を調整。電力系統の安定化を図り、長期の停電を伴う非常時には、地区内の街路灯へ電力を供給していく。
灯りと情報が途切れない安全・安心なまちづくり
今回のプロジェクトは2011年発生の東日本大震災による石巻市震災復興基本計画「石巻スマートコミュニティ導入促進事業」の一環。
石巻市では平成23年度に経済産業省補助事業の採択を受け、エコ・セーフティタウン構想に基づき、市内のモデル地区に「地域エネルギー管理システム(CEMS)」を導入した。再生可能エネルギーを活用した「低炭素なエコタウン」と、災害時に「灯りと情報が途切れない安全・安心なまちづくり」実現を目指している。

東北電力株式会社プレスリリース
http://www.tohoku-epco.co.jp/news/normal/__icsFiles/afieldfile/