3ヵ所で320キロワットアワー
丸紅株式会社は、同社の100%子会社である三峰川電力株式会社が、広島県に建設した3ヵ所の小水力発電所について、竣工式を開催したことを発表した。
3ヵ所の水力発電所の名称は、「水内川(みうちがわ)発電所」「砂谷(さごたに)発電所」「豊平(とよひら)発電所」で、地元の発電事業者が従来より運営していた発電施設を三峰川電力が譲り受けで設備工事を行ったもの。2016年1月15日より商業運転を開始した。
年間発電量は、一般家庭約900世帯の年間電力消費量に相当する約320万キロワットアワーを見込んでおり、発電した電力は丸紅へ売電する。
中国エリアの既存施設や設備を利活用
三峰川電力は、水力発電所事業に続いて、CO2排出量削減を含む環境対策を考慮した電力エネルギーの確保を目指して小水力発電に着目し、2006年から小水力発電所の運営を行ってきた。
これまで、長野県伊那市の三峰川で2ヵ所、長野県茅野市蓼科で2ヵ所、山梨県北杜市で3ヵ所、福島県下郷町で2ヵ所の案件を稼働させている。
今回発電を開始した広島県エリアを含む中国地方では、小水力発電に適した場所が豊富であることから、同社は、今後も、中国エリア全域での小水力発電事業の開発を進め、環境に優しい再生可能エネルギーの創出に積極的に取り組んでいくとともに、地域に協力・貢献したいという考えを示している。

丸紅株式会社 ニュース
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