友好自治体の川場村から供給の申し出が
東京都世田谷区は2月15日、群馬県川場村との間で「事業協力協定」を締結したことを、保坂展人世田谷区長が「区長の部屋」で発表した。
世田谷区はこれまで、同区の環境基本計画にて、地産地消と他の自治体などとの交流および連携を行うことで、自然エネルギーの活用拡大を目指している。
そして今回、川場村(世田谷区の友好自治体)から、平成29年1月に同村で稼動開始を予定している木質バイオマス発電による電気を、世田谷区民および区へ供給したいという申し出があったとのこと。
川場村産の電気を世田谷区民と区が購入できる仕組み作りも
世田谷区は 電力小売自由化が今年4月からスタートすることもあり、この申し出を自治体間の連携強化と自然エネルギー活用拡大に向けた好機と捉え、電気供給などの仕組みの構築に向け具体的に検討を開始するとした。
この協定の締結式は2月15日に川場村役場で行われ、協定書に署名した外山村長は、自身が世田谷との交流の中で育ってきたとし、今度は150kmの距離を電気を供給することで交流を深めたいなどと話したという。
また保坂区長は、昭和56年から川場村と縁組協定を結び様々な交流を行ってきた同区として、自然由来の電気への区民の関心も高く、この協定により交流をさらに深めたいなどと述べている。
今後は3月を目途に、量自治体が事務局として発電事業に関わる事業体や関連団体による協議会を設置するとともに、川場村産の電気を世田谷区民と区が購入できる仕組み作りや、世田谷区民・川場村民が発電事業に参加する仕組み作りについての検討を進めるとしている。
(画像はプレスリリースより)

世田谷区 ニュースリリース
http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/107/157/695/