太陽光で、労働市場創造と再生可能エネルギー普及を推進
米国エネルギー省は、太陽エネルギーの専門家育成、および太陽光発電の革新的な低コスト技術を開発するための資金3200万ドル支援すると発表。
太陽光発電の技術者訓練に1200万ドル、市場透明性増大のためのプロジェクトに500万ドル、高効率セル開発等、システム開発向けに1500万ドルが支援されるという。
同省は、アメリカの家庭や企業が、手頃な価格で太陽エネルギーにアクセスするために役立つ、としている。
「米国の太陽電池業界とクリーンエネルギー経済の持続的な成長を確保するため、我々は米国の労働者に十分な賃金に見合う必要なスキルを与えること、消費者のためのプロフェッショナル認定が必要であると考える。」と同省、エリザベス・シャーウッド・ランドール副長官は述べている。
活気のある労働力を構築するために、米国の労働者を訓練
2020年までに、75,000人の専門家を育成する政権目標を掲げ、このプログラムの下で、太陽エネルギーの専門家のための新しい資格を作成し、新たな労働市場の創造と、グリーンエネルギー推進の両方を後押しするのが目標だ。
この資金は、SunShotイニシアチブの成功の上に、ソーラーインストラクター養成ネットワークを構築。過去5年間で、太陽エネルギー労働力推進のために、3万人以上の学生を訓練している。
昨年、米国内では2.5分に1カ所、新しい太陽エネルギーシステムが設置された。急速に変化するエネルギー・ポートフォリオのニーズを満たすため、次世代の電力システムエンジニアを、さらに育成する必要に迫られている。
太陽エネルギーに精通し、効率的な、よく訓練された労働力は、検査のコンプライアンスを改善可能にし、賠償責任保険のコストを削減、さらに消費者の信頼を確立するだろうと同省は期待している。

米国エネルギー省 ニュースリリース
http://www.energy.gov/