太陽熱活用システム評価方法の検討委託先を決定
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は2月12日、「太陽熱エネルギー活用型住宅の技術開発に係る太陽熱活用システムの評価方法の検討」に関する調査の委託先を、佐藤エネルギーリサーチ株式会社に決定したと発表した。
これはNEDOが、1月13日から1月29日の間、この調査事業に対する実施者を広く一般に募集していたもので、関係手続を踏まえ佐藤エネルギーリサーチが委託先に決まったもの。この事業期間は平成27年度から平成28年度までとなる。
実住宅の省エネ性能を同一方法で評価
なお佐藤エネルギーリサーチは、住宅・建築物で消費されるエネルギーを対象とした調査・研究を行うコンサルティング会社で、温熱環境・エネルギー等の実測調査やシミュレーション、エネルギー等に関するアンケートおよびデータの集計・分析などを行っている。
この事業は元々、政府のエネルギー基本計画(平成26年4月11日閣議決定)に基づいており、太陽熱などの自然エネルギーを住宅内に取り込む断熱材や蓄熱材を開発するとともに、太陽熱などを効率よく使える住宅システムとして開発し、家庭部門のエネルギー消費量削減に寄与するもの。
そして調査は、断熱材やシステム開発とは別の評価に関するもので、これまで進めてきた「太陽熱活用システムの実住宅での評価」と「太陽熱活用システムの評価法の構築」を合わせ、実住宅の省エネルギー性能を同一方法で評価することにより、省エネルギー性能評価の信頼性を高めるのが目的とのこと。
(画像はNEDOのHPより)

NEDO ニュースリリース
http://www.nedo.go.jp/koubo/DA3_100103.html