システムはスペインENNERA社製の『Windera S』
アース・グループ株式会社は2月4日、小型風力発電システム(低圧連系20kW未満)の施工・販売を始めたと発表した。提供する発電システムは、スペインENNERA社製の『Windera S』となる。
いま主流の太陽光発電は、国が始めた電力の「固定価格買取制度」により急速に導入が進んだものの、既に飽和状態に近づいていて、今後は小型風力発電が期待されているという。
一方ドイツの場合は、日本よりも国土面積が小さいにもかかわらず、風力発電設備設置容量は日本の10数倍にも達していて、総発電量のうち再エネの割合は30%を占め、その構成は風力が13.3%と、太陽光の5.9%を大きく上回る。
小型風車価格は個人事業主にも手が届く水準に
ここにきて小型風車の価格が下がってきたことと、小型風力発電の固定買取価格は2015年度でも55円/kWh(税別)と高止まりで推移していて、個人事業主にも手が届く水準になってきている。
そして、農地に風力発電設備を設置するなどで、農地や耕作放棄地の有効活用や地方の活性化につなげることもでき、農家離れに歯止めをかける効果も期待できるという。
なお参考例として、設備のみの販売価格は2,000万円(税別)程度で、概算での年間売電金額は年間平均風速により、6m/sの場合は3,207,600円(税込)(予想発電量:54,000kWh)に、また5m/sの場合は2,138,400円(税込)(同:36,000kWh)となるとのこと。
(画像はアース・グループHP)

アース・グループ株式会社 プレスリリース(@PRESS)
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