「東海大学柔道部寮発電所」開所
2月1日、家電大手の株式会社東芝(以下、東芝)は神奈川県内での電力地産地消事業開始を発表した。
事業開始にあたって、先月30日に「東海大学柔道部寮発電所」を開所。2月1日、工場や事務所ビルなどの高圧需要家向けに電力供給を開始している。
地域電力供給システム整備事業の一環
同事業は、神奈川県内で電力の地産(発電)地消(消費)を実現する事業の一環として実施される。
神奈川県では昨年7月に「平成27年度 地域電力供給システム整備事業」を公募。東芝とともに芙蓉総合リース株式会社(以下、芙蓉総合リース)が採択されている。
昨年7月に特定規模電気事業開始届出書を提出済み。電力供給だけでなく太陽光発電システム、照明、空調システムなどの省エネルギー機器と組み合わせて提供する予定。
4月から一般家庭にも電力供給
芙蓉総合リースは太陽光発電設備に関わる資金調達を担当。東芝グループ会社のプラントシステム株式会社が東海大学柔道部寮の屋根に太陽光発電設備を設置し、発電電力を発電事業者として売電する。
東芝は発電された電力を買い取り、神奈川県内で安価での販売を行うとのこと。一般家庭向け電力自由化が始まる4月からは一般家庭向けにも電力を供給する予定。

株式会社東芝プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/sis/topics/2016/20160201.htm