コンビニ初の廃油によるバイオマス発電
株式会社ローソンは、2016年2月5日に、コンビニエンスストアで初めてバイオマス発電システムを導入した最新環境配慮モデル店舗を、兵庫県姫路市にオープンすることを発表した。
このバイオマス発電システムは、ローソン店舗で揚げ物調理を行った後に排出される植物性廃油の一部をバイオディーゼル燃料にリサイクルし、それを発電機の燃料として再利用するもので、これにより、年間36,000キロワットアワー相当の電力が発電できる見込み。
同店舗では、この他にも、環境配慮設備として、太陽光発電システム、CO2冷媒冷凍冷蔵機、要冷ケース、LED証明、放射パネル空調、直達日射の抑制設備、ガラスや外壁などの断熱性能の向上、壁面テントのダブルスキン、人工知能制御盤など、様々な創エネ設備や省エネ施策を実施しており、従来の店舗と比較して大幅に消費電力が削減される計画となっている。
環境保全活動を推進
ローソンでは、2008年より、こうした環境に配慮したモデル店舗の導入を推進しており、既に、広島県、京都府、宮城県、神奈川県、秋田県、大阪府、愛知県において7店舗がオープンしている。
それぞれ、「太陽熱利用暖房システム」「リチウムイオン蓄電池」「地中熱を活用した蓄熱式放射パネル」等の工夫された自然エネルギーの活用が実施されており、併せて、最新省エネ機器の効果検証等の実験も行っている。
同社では、今後も実験データを既存店舗への新設備導入や新規設備の開発に活かし、更に環境に配慮した店舗づくりを目指していく意向だ。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ローソン ニュースリリース
http://www.lawson.co.jp