豊富な未利用間伐材を利活用
岡山県では、木質バイオマスの利活用に関連し、2月22日に、地域産業によるセルロースナノファイバーの実用化に向けた取り組みを促進するためのセミナー「セルロースナノファイバー実用化セミナー in おかやま」を開催することを発表した。
岡山県では、県内に豊富に存在する未利用間伐材などの木質バイオマスの利活用による、新産業の創出を目指しており、この一環として、自動車・包装材料・医療・食品などの様々な分野で実用化に期待が高まっているセルロースナノファイバーの用途開発等を支援している。
今回は、中国・四国経済産業局との連携で、セルロースナノファイバーの特性や可能性、また中国・四国地方における先進事例、国や県での関連施策などを紹介するセミナーを開催することとなったもの。
中国・四国地域での取り組みを推進
内容は、基調講演が、産業技術総合研究所機能化学研究部門の遠藤貴士氏による「セルロースナノファイバーの特徴と応用展開」。
また先進事例として、大王製紙株式会社技術開発部の大川淳也氏による「各種パルプから製造したCNFとその用途開発事例」と、鳥取大学大学院、准教授伊福伸介氏による「キチンナノファイバーの製造と実用化のための機能の探索」が発表される。
その他、岡山県内の企業による取り組みや、国と岡山県内での関連施策の紹介が行われる予定だ。
定員は100名で、参加費は無料。問い合わせ、申し込みは、岡山県のホームページにアクセスのこと。
(画像はプレスリリースより)

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