JWDとDBJが日本風力開発ジョイントファンドを共同設立
日本風力開発株式会社(JWD)と、株式会社日本政策投資銀行(DBJ)は1月13日、(仮)日本風力開発ジョイントファンド株式会社を共同して設立、両社とその関係会社が保有する稼働中の風力発電施設(発電容量合計最大20万kW)を取得するとともに、施設を共同運営することで合意したと発表した。
また同ファンドは、今年年4月からの運用開始を予定し、各風力発電設備のオペレーションとメンテナンス業務は、引き続きJWDグループが実施していく予定としている。
風力発電の一層の普及・拡大に向けた取り組み
この背景には、日本のエネルギー自給率の低さやCO2削減目標に対し、再生可能エネルギーの導入拡大が期待されていることがあり、コスト競争力が相対的に高くかつ潜在成長力を持つ風力発電事業をさらに活発化させるためという。
そこで両社は、風力発電の一層の普及・拡大に向け、「キャピタルリサイクリングモデル」※を志向した取り組みを共同で行う。風力発電事業に関しては、日本で初めてとのこと。
※ 「キャピタルリサイクリングモデル」
資本効率の向上を目指したもの。すでに保有・運営する複数の風力発電施設を、このファンドへ売却することで投下資金の一部を回収、これを新たな風力発電施設の開発や事業投資に振り向けることにより、ビジネスの循環的拡大を想定したビジネスモデル
なお、このファンド概要は以下となる。
【ファンド概要】
名称:(仮)日本風力開発ジョイントファンド株式会社
ファンド規模:約 500 億円
出資期間:各発電所でのFITによる売電期間終了までの予定
資本金:10百万円
株主:JWD(50%)、DBJ(50%)
本社所在地:東京都千代田区(予定)
(画像は日本風力開発のHPより)

日本風力開発株式会社ニュースリリース(共同発表)
http://www.jwd.co.jp/pdf/news/160113_release.pdf