世界最大出力の洋上風力発電設備(8MW級)を40基受注
三菱重工業とMHIヴェスタス(※1)は12月18日、英国のプロジェクト向けに、世界最大出力となる8MWの洋上風力発電設備を40基受注し、同時に保守サービス契約も締結したと発表した。
これは、DONG Energy(世界有数の洋上風力発電事業者)が英国で進めているウォルニー洋上風力発電拡張プロジェクト(the Walney Extension West project、出力33万kW級)で、建設の開始は2017年予定という。
※1 MHIヴェスタス
三菱重工業とデンマークのヴェスタス社(Vestas Wind Systems A/S)の合弁による洋上風力発電設備専業の新会社で、英名はMHI Vestas Offshore Wind A/S。2014年4月1日に発足。
発電ブレードはMHIヴェスタス工場(英国内)で生産
同プロジェクトは、同国北西部沖合い35kmに位置する既存のウォルニー・ウインド・ファームを拡張するもの。拡張分の発電容量は最終的に66万kW(約46万世帯の使用電力に相当)となる大規模事業で、今回のプロジェクトはその第一期に当たる。
なお、今回の洋上風力発電設備のブレードは、英国にあるMHIヴェスタスの工場(従業員数約200人)で生産する。2015年5月からは既受注のバーボバンク・プロジェクト向けブレードの量産を始め、続いてウォルニー・プロジェクト向けの生産を行うとしている。
(画像は三菱重工業HPより)

三菱重工業株式会社 プレスリリース
https://www.mhi.co.jp/news/story/151218-1.html