道経産局、平成28年度「地熱開発理解促進関連事業支援補助金」の3次公募を開始

経済産業省北海道経済産業局は7月21日、平成28年度の「第3回地熱開発理解促進関連事業支援補助金」についての補助事業者を公募すると発表した。

この事業は、地熱資源開発地域（地熱資源を開発しているか今後開発を予定している地域）で行う地熱資源開発への理解促進に資する事業に要する経費を補助することで、地熱資源開発地域などでの地域住民等への開発に対する理解を促進することで、地熱資源開発の推進に資することが目的となる。

事業内容としては、対象地域にて行う、ソフト／ハード支援または温泉影響調査等地熱資源開発の理解促進に役立つ事業に対し、必要な経費を補助することになる。

ソフト支援事業では、1）文献・データを活用した講習会や勉強会、2）地熱発電所の見学、3）地熱発電でのメリットを生かした熱水活用事業を検討するための調査等、を実施することで、対象地域の地元住民等に地熱開発に対する理解を促進するための事業が対象となる。対象地域のある都道府県も補助対象になる。

また、ハード支援事業では、対象地域の住民を対象として地熱開発に対する理解を促進するため、地熱のメリットを生かした熱水活用事業等が対象となる。

さらに、温泉影響調査等事業では、地熱開発に対する理解を促進するため、地熱資源開発が進められた後、地熱開発地点の周辺の温泉において、万が一何らかの理由により温泉の湧出量等が過度に減少した場合の温泉資源調査または掘削事業も対象となる。

これへの応募資格は、既定の要件を満たす民間団体等（地方公共団体、温泉事業者、第3セクター、地熱開発事業者など）となっている。

この事業の実施期間は、交付決定日から平成29年3月末日までとし、補助率は全額で補助額上限は180,000千円とのこと。なお募集期間は、平成28年7月21日から同8月24日（12時必着）までとのこと。




経済産業省北海道経済産業局　プレスリリース
http://www.hkd.meti.go.jp/hokne/20160721/index.htm