風力発電ブレード破損の原因と対策を発表
6月16日、中部電力株式会社(以下、中部電力)は御前崎風力発電所4号機のブレード破損の原因と対策を発表した。
落雷によりブレード先端の一部が損傷
3月28日にブレード(羽根)先端の一部が破損し、その破片が風車の周辺に飛散したもの。
原因は、当日未明のブレード先端への落雷。落雷によりブレード先端の一部が損傷したが、その後も自動運転を継続したため、損傷が拡大したものと特定された。
対策として、設備への落雷を検知した場合に自動的に運転を停止する装置を風車全11基に設置する。
対策工事と設備点検に問題なし
中部電力では、4号機と同型機である4号機以外の10基について対策工事と風車の点検を実施。設備に問題ないことを確認したため発表同日の6月16日に運転を再開した。
4号機についてはブレードの修理方法を検討中。修理完了後、運転を再開する予定となっている。
今後も設備の保安管理に万全を期し、電力安定供給の努力をしていくとのこと。
同風力発電所の設置場所は静岡県御前崎市(佐倉、白羽、合戸、池新田)。2000キロワットの風力発電11基で合計2万2000キロワットを発電しており、1~3号機を2010年2月、4~11号機を2011年1月に運転開始している。
(画像はプレスリリースより)

中部電力株式会社プレスリリース
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