宮古市に30MW太陽光発電所の建設で融資契約を締結
新生銀行は6月16日、日本ソーラーサービシズ合同会社(NSS)※ が開発しソネディックスが主たる投資家となる、岩手県宮古市の30MW太陽光発電所に対し、107億円を限度にファイナンスを組成、融資契約を締結したと発表した。
※ 日本ソーラーサービシズ合同会社(NSS)
ソネディックスの日本パートナーとして2013年7月に設立。大規模太陽光発電所デベロッパーで、資産管理と運営を事業とする。コストパフォーマンスに優れた高性能の太陽光発電システムの提供に、高い実績を有する。
なお、同発電所の建設、系統連系、試運転に関する設計・調達・建設(EPC)についてのEPC契約は、NSSが大和ハウス工業株式会社との間で5月31日に締結している。
NSSは国内での発電容量を200MW超まで拡張させる計画
NSSは、計画に必要な許認可を得次第、プロジェクトを年内に着工する予定としている。また同発電所では、大和ハウス工業が提供するハンファ製の太陽光パネルとファーウェイ製のストリングインバーターを使用する。
さらに、包括的なO&M(運営・保守)サービスも、大和ハウス工業が本稼働開始後に提供する。
NSSとしては、発電所は宮古市に建設するが、東北の地震と津波で被災した地域を直接的に支援する初のプロジェクトになる。この東北プロジェクトは高品質の太陽光発電所を提供し、送電系統に持続可能な低炭素電力を供給することにより、同社のストラテジーを増強するものと位置付ける。
NSSはまた、日本国内で多数の太陽光発電所を建設・開発中で、現在は山梨県にて太陽光発電所2か所を運営、また大分県では33MWの太陽光発電所の準備工事を開始していて、今後、国内での発電容量を200MW超まで拡張させる計画という。

株式会社新生銀行 プレスリリース
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