ソーラー飛行機での大西洋横断に歓喜の表情
太陽光のみで世界一周に挑戦中のソーラー飛行機、「ソーラーインパルス2」は、約70時間の飛行の末、大西洋横断に成功した。同機は、6月20日にニューヨークのジョン・F・ケネディ空港を離陸し、6月23日朝、スペイン南部の都市セビリアに着陸した。
当初、同機はフランスの首都パリを目指していたが、当時、パリが悪天候であったため、飛行士らは気象条件の良いセビリアへの着陸に変更した。
スイス人冒険家で同機の飛行士、ベルトラン・ピカール氏は、
大西洋は、かつて船や飛行機が横断に挑戦するなど、古い世界から新しい世界に旅立つシンボルとされてきたが、新たな可能性に挑戦中のソーラー飛行機も、無事に大西洋横断に成功した。(BBCより)
と喜びをあらわにした。
8月末をめどに世界一周達成予定
ソーラーインパルス2は、太陽電池を約1万7000個搭載するソーラー飛行機だ。昨年3月にアブダビを出発し、インド、中国、日本、米国などを経由しながら、地球を東回りで飛行している。大西洋横断は、同機の15番目となる飛行区間だ。
今後、同機はエジプトを目指す予定だ。また、8月末をめどにアブダビに到着して、世界一周を達成する予定だ。

BBC
http://www.bbc.com/news/science-environment-36598140CNN
http://edition.cnn.com/2016/06/23/europe/solar-impulse-2