太陽光型植物工場で栽培したミニトマトを初出荷
大林組は6月9日、同社グループの「オーク香取ファーム」が、太陽光型植物工場※ で栽培したミニトマトを5月に初出荷し、グループとして農業ビジネスを本格的に開始したと発表した。
※1 太陽光型植物工場
従来の温室ハウスに温度・湿度・光量を制御する複合環境制御システムを装備した施設
現在は約2,000m2の太陽光型植物工場でミニトマトを栽培しているが、今後は施設を約1ヘクタールに拡大する予定で、これに合わせ、工場内外の環境データを収集・分析して生育速度や収穫時期の予測・管理を行う。
再エネ発電事業を中心に拡大を続ける新領域事業の第一弾
さらに、これまで建設事業などで培った環境制御や省力化に関する技術・ノウハウやICTを活用して、さらに栽培効率や生産能力を高めていく予定としている。
同ファームは、農業ビジネスに定評のある農事組合法人和郷園と提携し、栽培指導を受けるほか、栽培されたミニトマトは和郷園の販売ルートを通して出荷されるという。
なおミニトマトを栽培する農業生産法人として2014年11月に設立された同ファームの事業は、「新領域事業」として収益基盤の多様化を推進する同社第4の柱に位置付けられていて、太陽光などの再エネ発電事業を中心に拡大を続ける新領域事業の第一弾にとなる。
(画像はプレスリリースより)

株式会社大林組 プレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/news/news_20160606_1